初めての方へ

初めての方へお肌のトラブル「シミ」について
一般的に「シミ」と呼んでいるお肌のトラブルですが、実は「シミ」という疾患名は存在しません。主に紫外線が原因とされている「シミ」ですが、その性質や発症原因、年齢、色の濃淡などによって、様々な種類に分類されます。大きく分類すれば5種類程度になりますが、さらに細かく分類すると、その種類は20種類以上にもなります。
綺麗な肌を手に入れることは、誰でも憧れることではありますが、医療機関でお肌の治療を受ける前に、患者様自身も代表的な種類を知っておくことが大切です。

老人性色素斑

一般的に「シミ」と呼ばれているものの中では、この老人性色素斑が代表的です。日光性色素斑や日光黒子とも呼ばれ、長い年月をかけて、日常的に紫外線を浴びることで、皮膚のメラニン細胞が活性化し、メラニンを過剰に生成してしまうことが原因です。
若い時期はお肌の新陳代謝が活発なため、できてしまったシミも自然と消えていきますが、加齢によって代謝が低下すると、シミも消えにくくなります。また、年を重ねるにつれて、シミの色が濃くなり、数が増えることもあります。特に、頬や手の甲、腕など日光に当たりやすい部分に現れやすく、放置すると皮膚の良性腫瘍である老人性疣贅(脂漏性角化症)になる場合もあります。
老人性色素斑は、50歳を過ぎると7割以上の方に見受けられますが、40代前後から現れ始めるのが一般的です。ただし、早い方では30歳を過ぎたことから症状が見られることもあります。

雀卵斑

一般的に「シミ」と呼ばれているものの中では、この老人性色素斑が代表的です。日光性色素斑や日光黒子とも呼ばれ、長い年月をかけて、日常的に紫外線を浴びることで、皮膚のメラニン細胞が活性化し、メラニンを過剰に生成してしまうことが原因です。
若い時期はお肌の新陳代謝が活発なため、できてしまったシミも自然と消えていきますが、加齢によって代謝が低下すると、シミも消えにくくなります。また、年を重ねるにつれて、シミの色が濃くなり、数が増えることもあります。特に、頬や手の甲、腕など日光に当たりやすい部分に現れやすく、放置すると皮膚の良性腫瘍である老人性疣贅(脂漏性角化症)になる場合もあります。
老人性色素斑は、50歳を過ぎると7割以上の方に見受けられますが、40代前後から現れ始めるのが一般的です。ただし、早い方では30歳を過ぎたことから症状が見られることもあります。

肝斑

肝斑は、頬や額など顔の高い位置に左右対称に現れる淡褐色のシミで、20代~40代の女性に多く見られます。肝斑という名前から、肝臓の病気と関係していると勘違いされる方もいますが、赤みを帯びた淡褐色のシミが肝臓の色に似ていることが名前の由来です。
肝斑は、根本的な発症原因が明確に解っていませんが、女性ホルモンが関係していると言われています。そのため「ホルモンじみ」と呼ばれることもありますが、紫外線、皮膚の炎症、生活リズムの乱れ、ストレスなど、様々な原因が考えられています。一般的なシミと比べて、体調や生理周期によって色が変化することもあり、ホルモンやストレスなど発症原因が複雑なため、時間をかけて丁寧に治療していくことが重要です。

ADM

ADMは、Acquired Dermal Melanocytosisの略で、後天性真皮メラノサイトーシスという皮膚疾患のひとつです。ADMは、1980年代に発見された新しいタイプのシミで、20歳~30歳にかけて発症し、皮膚の深い位置にある真皮という層にできるのがADMの特徴です。症状の多くは、左右の頬に症状が現れますが、鼻、まぶた、額などにも症状が現れることもあります。ADMは肝斑と間違いやすく、治療法も異なるため、しかりと見分ける必要があります。ADMと肝斑の特徴的な違いとしては、まぶたに症状が見られるかに注目します。肝斑は、まぶたにはできないため、まぶたに症状が見られる場合は、ADMを疑います。また、ADMを見え分けるにはシミの色に着目します。シミの原因となるメラニン色素は、深さによって見える色が異なります。メラニン色素は、表皮に近い部分から、褐色、灰色、青色と見える色が変化するため、その色によってもADMを判別することができます。皮膚の深い所に存在しているADMは、シミではなくアザの一種に分類され、治療法は皮膚の深い層までエネルギーが届くレーザー治療が有効です。
初めての方へ お肌のターンオーバー
肌の奥では、常に新しい細胞が生み出され、細胞は成長しながら肌の表面へと押し上げられ、最後は垢となって剥がれ落ちていきます。このサイクルを「お肌のターンオーバー」と言い、このターンオーバーによって新しい肌へと生まれ変わっています。
新しく生まれた細胞は成長しながら、約14日間かけて肌の表面にある角質層に到達し、さらに約14日間かけて不要となった細胞が垢となって排出されます。
しかし、生活リズムや食生活の乱れ、睡眠不足、ストレスなどが原因で、ターンオーバーのサイクルが狂ってしまうことがあります。ターンオーバーが遅くなると、古い角質が蓄積して、シミや肌のくすみの原因になります。年を重ねるほど、お肌の悩みは増えてきますが、これは代謝機能の衰えによってターンオーバーの周期が遅れてくるからです。
逆に、過剰なスキンケアによってターンオーバーが早くなることがあります。古くなった角質を落とすことで肌が生まれ変わりますが、必要以上の洗眼などで角質を落とし過ぎると、ターンオーバーが早まる原因になります。ターンオーバーが早まると、成長途上の細胞まで表面に押し上げられ、水分の保持ができなくなって、乾燥の原因になりますので、日々のスキンケアも正しく行うことが大切です。
ターンオーバーの遅れは古い角質が蓄積して、シミやくすみの原因になります。
定期的なケミカルピーリングで、古い角質や汚れを落としてあげると、肌のくすみが改善することができます。
逆に、ターンオーバーが早い場合は、定期的なエレクトロポレーションで保湿成分を浸透させてあげると、お肌の乾燥を改善することができます。
初めての方へお肌の構造
  • ■皮脂膜

    皮脂膜は、皮膚を保護する重要な働きを担っていて、皮脂腺から分泌される油分と汗腺から分泌される汗(水分)によって構成され、肌の表面に薄い膜を形成します。
    皮脂膜は、肌を刺激から守り、異物や最近の侵入を防いてくれています。また、水分の蒸発による温度の調節、角質層の保水機能があり、肌をなめらかに保つ働きもあります。

  • ■角質層

    角質層は、10~20層の角層細胞と角質細胞間脂質で構成されている0.02mmほどの薄い膜です。角層細胞は、基底層で作られる「ケラチノサイト」という細胞が、肌の新陳代謝によって変化した核の存在しない細胞で、間もなく肌から剥がれ落ちる時期を迎えます。角層細胞には、タンパク質の一種である「ケラチン」は多く含まれています。ケラチンには、水を含むと柔らかくなる性質があり、お肌の潤いと柔らかさを保っています。

  • ■角質層

    角質層は、10~20層の角層細胞と角質細胞間脂質で構成されている0.02mmほどの薄い膜です。角層細胞は、基底層で作られる「ケラチノサイト」という細胞が、肌の新陳代謝によって変化した核の存在しない細胞で、間もなく肌から剥がれ落ちる時期を迎えます。
    角層細胞には、タンパク質の一種である「ケラチン」は多く含まれています。ケラチンには、水を含むと柔らかくなる性質があり、お肌の潤いと柔らかさを保っています。

  • ■顆粒層

    顆粒層は、外的刺激から肌を守る働きがあります。顆粒層には、ケラトヒアリン顆粒というビーズのような粒が存在し、紫外線を跳ね返して肌を守る機能があります。角質層と顆粒層の2層を角化層(バリアゾーン)と言います。

  • ■有棘層

    有棘層は、表皮を構成する4つの層の中で一番厚いそうで、10層程度の有棘細胞で構成されています。有棘層には、ランゲルハンス細胞という免疫機能を持つ細胞があり、基底層で作られたメラニン色素が有棘層に移動することで、紫外線からお肌を守っています。
    また、細胞間にリンパ液が流れていて、皮膚への栄養補給、老廃物の排出などの働きも担っています。

  • ■基底層

    基底層は、表皮の最も深い所にあり、真皮と接しています。基底層には、新しい細胞を生み出す役割があり、新しく誕生した細胞は、有棘層、顆粒層、角質層と肌の表面に押し上げられ、最後は不要な垢となって剥がれ落ちます。基底層で生まれた細胞が、約1ヶ月かけて角質層から剥がれ落ちますが、これを肌のターンオーバーと言います。
    また、基底層にはメラノサイトというメラニンを生成する細胞があり、紫外線から肌を守るメラニン色素を生成しています。

  • ■真皮

    真皮には、繊維芽細胞という細胞があり、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの成分を生み出し、肌のハリや弾力を保つ働きがあります。厚さが約0.2mmの表皮に対して、真皮は約2mmと肌の大部分を構成している層で、肌の表面から乳頭層、乳頭下層、網状層の3つの層で構成されています。表皮は、肌を守るバリア機能と、新陳代謝によるターンオーバーを担っていますが、真皮は肌のハリや弾力を保ち、栄養と酸素を皮膚に運ぶ役割を担っています。お肌のエイジングケアには、この真皮が大きく関係しており、紫外線や活性酸素、加齢などが原因で、真皮の機能が低下すると、シワヤたるみの原因になります。そのため、美肌を手に入れるためには、真皮層までケアする必要があるのです。